からだ・こころ・くらし

1-1)HIVについて


HIV感染症の自然経過

 

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①感染初期(急性期)
HIVは感染直後の2~6週間に急激に体内で増殖し、発熱・リンパ節腫脹・咽頭痛などのインフルエンザ様症状や、皮疹・筋肉痛が出る場合があります。いずれも数日~数週間で消失します。

②無症候期
セットポイントを過ぎると、その後数年~10年間は無症状の状態が続きます。症状がなくてもHIVは増殖を続けて、CD4数は徐々に減少していきます。セットポイントについては、『ウイルス量(HIV-RNA量とは』もご確認ください。

③AIDS発症期
HIV感染症が進行すると、ウイルス量が増えて、CD4数が減り、免疫不全状態となって、日和見疾患などを発症します。国が定めた23の指標疾患(日和見疾患を含む)が診断されるとAIDS発症となります。詳しくは、『発症の可能性を予測』、『HIV感染症≠AIDS発症』もご確認ください。

 


 

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