薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

プロテアーゼ阻害剤

プリジスタ®

drv2022.jpg
商品名 プリジスタ®
一般名 ダルナビル
略名 DRV
剤形 600mg: だいだい色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:○
記号 表:TMC 裏:600MG
規格(含量) 600mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠+リトナビル(RTV)1回100mgを1日2回併用
服薬時間:食事中または食直後
食後服用
主な副作用 下痢(24%)、吐き気(15%)、頭痛(14%)、発疹(10%)、腹痛(9%)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 食後服用ですが、食事の内容は特に問いません。 (食事量の目安:250kcal)
併用禁忌・注意薬リストを確認しましょう。
内視鏡実施時の鎮静薬との併用に注意が必要です。
薬価2023年4月現在 600mg 890.80
1日1,200mg(600mg×2)処方の場合、30日で53,448円
併用禁忌 ④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アスナプレビル(スンベプラ、ジメンシー配合錠)
  • アゼルニジピン含有製剤(カルブロック、レザルタス)
  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠)
  • エルゴメトリンマレイン酸塩(エルゴメトリン)
  • グラゾプレビル(グラジナ)
  • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)
  • シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
  • ピモジド(オーラップ)
  • ブロナンセリン (ロナセン)
  • ミダゾラム(ドルミカム、ミダフレッサ、ブコラム)
  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタンM)
  • リバーロキサバン(イグザレルト)
  • ルラシドン塩酸塩(ラツーダ)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • サキナビルメシル酸塩(インビラーゼ)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • ラルテグラビル(アイセントレス)
  • リファンピシン(リファジン)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • インジナビル硫酸塩エタノール付加物(クリキシバン)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
  • リトナビル(ノービア)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エトラビリン(インテレンス)
  • セルトラリン(ジェイゾロフト)
  • ドルテグラビル(テビケイ)
  • パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル)
  • メサドン(メサペイン)
  • 経口避妊薬[エチニルエストラジオール、ノルエチステロン](シンフェーズ)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール)
  • アピキサバン(エリキュース)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • インジナビル硫酸塩エタノール付加物(クリキシバン)
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • エベロリムス(サーティカン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • キニジン硫酸塩水和物
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • グレカプレビル・ピブレンタスビル配合剤(マヴィレット配合錠)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • コルヒチン
  • サルメテロールキシナホ酸塩(セレベント、アドエア)
  • シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • タクロリムス水和物(プログラフ)
  • ダサチニブ水和物(スプリセル)
  • タダラフィル(シアリス、ザルティア)
  • テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(ビリアード)
  • ニカルジピン塩酸塩(ペルジピン、サリペックス)
  • ニフェジピン(アダラート)
  • ネビラピン(ビラミューン)
  • フェロジピン(スプレンジール)
  • プラバスタチン(メバロチン)
  • フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルタイド、フルナーゼ)
  • ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)
  • ボセンタン水和物(トラクリア)
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
  • マラビロク(シーエルセントリ)
  • リドカイン塩酸塩全身投与(キシロカイン)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • リルピビリン(エジュラント)
  • ロスバスタチン(クレストール)
⑤その他
  • ワルファリン(ワーファリン)
  • 他のPI
⑥相互作用に影響なし
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アバカビル(ザイアジェン)
  • エムトリシタビン(エムトリバ)
  • サニルブジン(ゼリット)
  • ザルシタビン(ハイビット)
  • ジダノシン(ヴァイデックス)
  • ジドブジン(レトロビル)
  • ラミブジン(エピビル)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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