薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

(非核酸系)逆転写酵素阻害剤

ビラミューン®

ビラミューン®/NVP
商品名 ビラミューン®
一般名 ネビラビン
略名 NVP
剤形 白色の素錠 中央に割線
粉砕・脱カプセル:○
記号 54-193
規格(含量) 200mg/1錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日2回。
飲み始めから14日間は1日1回、1錠使用します。その後は1日2回、1錠ずつの服用を続けます。
食事に関係なく服用できます。
 
主な副作用 発疹(13%)、発熱(6%)、吐き気(5%)、血圧上昇、肝機能障害
副作用の発生頻度は国内における薬剤承認時及び使用成績を参考にしています。
注意事項 発疹が出た場合、再使用はやめましょう。
女性はCD4>250/mm3、男性CD4>400mg/mm3の人は肝障害の頻度が高くなります。
薬価2023年4月現在 200mg 687.30
1日400mg処方の場合、30日で41,238円
併用禁忌 ②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • 経口避妊薬[エチニルエストラジオール、ノルエチステロン](シンフェーズ)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • リファブチン(ミコブティン)
  • リファンピシン(リファジン)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • シメチジン(タガメット)
  • ホスアンプレナビルカルシウム水和物(レクシヴァ)
  • マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン(クラリス)など)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • インジナビル硫酸塩エタノール付加物(クリキシバン)
  • エストラジオール
  • サキナビルメシル酸塩(インビラーゼ)
  • ホスアンプレナビルカルシウム水和物(レクシヴァ)
  • リトナビル(ノービア)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • リファブチン(ミコブティン)
⑤その他
  • CYP3A4酵素で代謝を受ける薬剤
  • ワルファリン(ワーファリン)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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