薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

(核酸系)逆転写酵素阻害剤

ツルバダ®

ツルバダ/TDF/FTC
商品名 ツルバダ®
一般名 テノホビルジソプロキシル
エムトリシタビン
略名 TDF/FTC
剤形 青色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:△
記号 表:GILEAD 裏:701
規格(含量) TDF300mg・FTC 200mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠を1日1回
食事に関係なく服用できます。
主な副作用 吐き気(11%)、血中アミラーゼ増加(8%)、CK(CPK)増加(7%)、下痢(7%)、血中トリグリセリド増加(4%)、疲労(3%)、AST(GOT)増加(3%)、好中球数減少(3%)、頭痛(3%)、乳酸アシドーシス(頻度不明)
副作用の発生頻度は国内における薬剤承認時及び使用成績を参考にしています。
注意事項 腎機能低下により処方が変更される場合があります。
慢性B型肝炎を合併している場合は、本剤中止後のB型肝炎の悪化に注意して経過観察して下さい。
B型肝炎治療薬(ゼフィックス® 、テノゼット®、ベムリディ®)を服用したことのある人は必ず申し出て下さい。
薬価2023年4月現在 1錠 2,509.00
1日1錠処方の場合、30日で75,270円
併用禁忌 なし
併用注意 ②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • ガンシクロビル(デノシン)
  • ダルナビル/リトナビル(プリジスタ/ノービア)
  • バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)
  • バルガンシクロビル塩酸塩(バリキサ)
  • レジパスビル/ソホスブビル配合錠(ハーボニー)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アタザナビル(レイアタッツ)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)
  • ガンシクロビル(デノシン)
  • ジダノシン(ヴァイデックス)
  • バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)
  • バルガンシクロビル塩酸塩(バリキサ)
⑤その他
  • 腎毒性を有する薬剤

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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