薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

プロテアーゼ阻害剤

カレトラ®

カレトラ®/LPV/RTV
商品名 カレトラ®
一般名 ロピナビル/リトナビル
略名 LPV/RTV
剤形 黄色のフィルムコート錠
粉砕・脱カプセル:×
記号 RTVmoziKA
規格(含量) LPV200mg・RTV50mg/1錠
保管方法 室温
服薬方法 1回2錠を1日2回
1回4錠を1日1回
食事に関係なく服用できます。
カレトラ®配合内用液(160mL/瓶)
商品名 カレトラ®配合内用液(160mL/瓶)
剤形 淡黄色~淡褐色の澄明な液体
規格(含量) LPV80mg・RTV20mg/1mL
保管方法 冷蔵庫(2~8℃)、遮光、冷凍禁
携帯などの目的で一時的に冷蔵庫の外に出す場合、25℃以上を避けてください。
服薬方法 成人:1回5mLを1日2回
小児
・体重7kg以上15kg未満:
1kgあたり0.15mL(LPV12mg・RTV3mg)1日2回
・体重15kg以上40kg以下:
1kgあたり0.125mL(LPV10mg・RTV2.5mg)1日2回
・最大投与量は5mL(LPV400mg・RTV100mg):1日2回
服薬時間:食後
食後服用
主な副作用 脂質異常症(高脂血症)(18%)、下痢(11%)、血中トリグリセリド上昇(8%)、吐き気(6%)、高トリグリセリド血症(6%)
副作用の発生頻度は国内における使用成績を参考にしています。
注意事項 カレトラ®配合内用液はエタノール42.4%を含有するので、自動車の運転など危険を伴う作業をする際には注意しましょう。(1回分5mLでビール約42mL相当)
薬価2023年4月現在 カレトラ®配合錠 1錠 296.40
1日4錠処方の場合、30日で35,568円
カレトラ®配合内用液(32日分-2本)1mL 139.90
1日10mL処方の場合、1本160mLで16日分、2本32日分で44,768円
併用禁忌 ③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アゼルニジピン含有製剤(カルブロック、レザルタス)
  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠)
  • エルゴメトリンマレイン酸塩(エルゴメトリン)
  • グラゾプレビル(グラジナ)
  • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)
  • シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
  • ピモジド(オーラップ)
  • ブロナンセリン (ロナセン)
  • ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉(ベネクレクスタ〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉)
  • ミダゾラム(ドルミカム、ミダフレッサ、ブコラム)
  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタンM)
  • リバーロキサバン(イグザレルト)
  • ルラシドン塩酸塩(ラツーダ)
  • ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • ネビラピン(ビラミューン)
  • ネルフィナビル(ビラセプト)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • リファンピシン(リファジン)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アバカビル(ザイアジェン)
  • エトラビリン(インテレンス)
  • ジドブジン(レトロビル)
  • バルプロ酸ナトリウム(デパケン、セレニカ)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • ホスアンプレナビルカルシウム水和物(レクシヴァ)
  • メサドン(メサペイン)
  • ラモトリギン(ラミクタール)
  • 経口避妊薬[エチニルエストラジオール、エストラジオール]
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール)
  • アパルタミド(アーリーダ)
  • アファチニブマレイン酸塩(ジオトリフ)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • イブルチニブ(イムブルビカ)
  • エベロリムス(サーティカン)
  • エルバスビル(エレルサ)
  • エンコラフェニブ(ビラフトビ)
  • キニジン硫酸塩水和物
  • クエチアピンフマル酸塩(セロクエル)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • グレカプレビル・ピブレンタスビル(マヴィレット配合錠)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • コルヒチン
  • サルメテロールキシナホ酸塩(セレベント、アドエア)
  • シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • シメプレビルナトリウム(ソブリアード)
  • シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • タクロリムス水和物(プログラフ)
  • ダサチニブ水和物(スプリセル)
  • タダラフィル(シアリス、ザルティア)
  • テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(ビリアード)
  • トラゾドン塩酸塩(デジレル、レスリン)
  • トリアムシノロンアセトニド
  • ニカルジピン塩酸塩(ペルジピン、サリペックス)
  • ニフェジピン(アダラート)
  • ニロチニブ(タシグナ)
  • ネルフィナビル(ビラセプト)
  • ビンクリスチン(オンコビン)
  • ビンブラスチン(エクザール)
  • フェロジピン(スプレンジール)
  • フェンタニル
  • ブデソニド(パルミコート、シムビコート)
  • フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルタイド、フルナーゼ)
  • フレカイニド酢酸塩(タンボコール)
  • プロパフェノン塩酸塩(プロノン)
  • ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉(ベネクレクスタ〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病〉)
  • ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)
  • ボセンタン水和物(トラクリア)
  • マラビロク(シーエルセントリ)
  • リオシグアト(アデムパス)
  • リドカイン塩酸塩全身投与(キシロカイン)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • リルピビリン(エジュラント)
  • ロスバスタチン(クレストール)
⑤その他
  • PR間隔を延長させる薬剤(ベラパミル塩酸塩、アタザナビル硫酸塩等)
  • ワルファリン(ワーファリン)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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