薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

(非核酸系)逆転写酵素阻害剤

インテレンス®

インテレンス®/ETR
商品名 インテレンス®
一般名 エトラビリン
略名 ETR
剤形 白色~微黄白色の錠剤
粉砕・脱カプセル:○
記号 表:TMC125 裏:100
規格(含量) 100mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回2錠を1日2回
服薬時間:食後
食後服用
主な副作用 発疹(17%)、下痢(15%)、吐き気(14%)、頭痛(9%)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 空腹時や高繊維食の服用では薬の吸収が悪くなります。
(食事量の目安:345Kcal)
薬価2023年4月現在 100mg 648.20
1日400mg処方の場合、30日で77,784円
併用禁忌 ③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
アスナプレビル(スンベプラ、ジメンシー配合錠)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • tipranavir/リトナビル(日本未発売/ノービア)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • サキナビル/リトナビル(インビラーゼ/ノービア)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • ダルナビル/リトナビル(プリジスタ/ノービア)
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(ビリアード)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • ラニチジン(ザンタック)
  • リトナビル(ノービア)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • リファンピシン(リファジン)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アタザナビル/リトナビル(レイアタッツ/ノービア)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • オメプラゾール(オメプラール、オメプラゾン)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • フルコナゾール(ジフルカン)
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アタザナビル/リトナビル(レイアタッツ/ノービア)
  • アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • エルバスビル(エレルサ)
  • キニジン硫酸塩水和物
  • グラゾプレビル(グラジナ)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • クロピドグレル(プラビックス)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • ジソピラミド(リスモダン)
  • シメプレビルナトリウム(ソブリアード)
  • シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • ダルナビル/コビシスタット(プレジコビックス)
  • ドルテグラビル(テビケイ)
  • ドルテグラビル/ダルナビル/リトナビル(テビケイ/プリジスタ/ノービア)
  • バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
  • フレカイニド酢酸塩(タンボコール)
  • プロパフェノン塩酸塩(プロノン)
  • ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)
  • マラビロク(シーエルセントリ)(CYP3A阻害剤非併用時)
  • メキシレチン塩酸塩(メキシチール)
  • ラルテグラビル(アイセントレス)
  • リドカイン塩酸塩全身投与(キシロカイン)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • ロピナビル・リトナビル/サキナビル(カレトラ/インビラーゼ)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • tipranavir/リトナビル(日本未発売/ノービア)
  • ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)
  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • ダルナビル/リトナビル/マラビロク(プリジスタ/ノービア/シーエルセントリ)
  • ドルテグラビル/ロピナビル/リトナビル(テビケイ/カレトラ)
  • ネルフィナビル(ビラセプト)
  • フルバスタチン(ローコール)
  • ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ/ノービア)
  • ホスアンプレナビルカルシウム水和物(レクシヴァ)
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
  • マラビロク(シーエルセントリ)(CYP3A阻害剤併用時)
  • 経口避妊薬[エチニルエストラジオール]
⑤その他
  • シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  • タクロリムス水和物(プログラフ)
  • ワルファリン(ワーファリン)
⑥相互作用に影響なし
  • Enfuvirtide(T-20)
  • エルビテグラビル/リトナビル
  • ジダノシン(ヴァイデックス)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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