診断と治療ハンドブックver. 4.1
緑本と呼ばれ診療の現場で活用されてきた本ハンドブックの第4版を出しました。今回その内容を最新情報に改訂し、かつ今まで通り抗HIV薬から日和見感染まで医療現場での診断と治療に必要な情報を幅広く網羅しております。
抗HIV治療に関しては、すでに①効いて当たりまえ、②副作用も少なくて当たり前、③一日一回治療も当たり前、の時代になっておりますが、さらにLong acting作用型注射薬による治療も始まりました。このように、HIV治療に関連する情報は年ごとに増え、特に薬剤相互作用などHIVを専門とする医療従事者にとってもすべてを覚えておくことが難しくなってきております。ちょっとしたことをすぐその場で確認することは、ミスのない安全な医療への第一歩でもあります。その意味でも、分厚い成書だけでなく、ポケットサイズの本書は、小回りのきく実用書として有用性は十分あるものと確信しております。
第4版も、今まで以上に日常診療で活用され、役に立つハンドブックとなることを願っております。
監修 岡 慎一
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