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エイズ流行終結とHIV感染者への差別偏見の根絶に向けて ~MOUとパネル展のご紹介~
お知らせ 2020年11月26日、国立国際医療研究センター(NCGM)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)はオンラインで覚書を締結しました。
UNAIDSは、2030年までのエイズ流行終結に向け、Fast Track Citiesという包括的な都市のHIV対策を積極的に支援しています。本覚書の締結により、2030年までのエイズ流行終結とHIV感染者への差別偏見の根絶、そしてエイズによる関連死の終息に向けた、新たなレガシーを構築しFast Track Citiesの理念を国内に広めたいと考えています。
UNAIDS側のプレスリリースはこちらからご確認いただけます。また、公益財団法人エイズ予防財団が運営するエイズ予防情報ネット(API-Net)では、UNAIDSプレスリリースの日本語仮訳が掲載されています。
12月1日の世界エイズデーを挟み、11月24日から12月4日にかけてNCGM・中央棟地下1階にあるアトリウムで、UNAIDSの活動や日本で実際におきた薬害エイズ問題、薬害エイズ裁判の和解による恒久対策として設立したACC、また、世界で最初のエイズ治療薬を発見した国立国際医療研究センター 研究所長 満屋裕明博士や発展途上国のHIV診療を支える取り組みを行っているNCGM国際医療協力局など、今までの様々な取り組みを11枚のパネルを使ってご紹介しています。
- NCGMとUNAIDSはMOUを締結します
- HIV/エイズとは?
- UNAIDSの活動について
- ACCの理念・設立背景・役割
- 薬害エイズ事件とACC救済医療室
- 新しい診断・治療法開発のための臨床研究
- 国際共同研究の拠点-ベトナム
- 世界で最初のエイズ治療薬を発見
- 開発途上国のHIV治療を支える取り組み
- HIV治療とACCの歴史
NCGMとUNAIDSはMOUを締結します (PDF:1016KB)
HIV/エイズとは? (PDF:627KB)
UNAIDSの活動について (PDF:675KB)
ACCの理念・設立背景・役割 (PDF:546KB)
薬害エイズ事件とACC救済医療室 (PDF:630KB)
新しい診断・治療法開発のための臨床研究 (PDF:1647KB)
国際共同研究の拠点-ベトナム (PDF:743KB)
世界で最初のエイズ治療薬を発見 (PDF:1243KB)
発展途上国のHIV治療を支える取り組み (PDF:508KB)
HIV治療とACCの歴史 (PDF:986KB)
エイズはかつて致死率が高い病気でしたが、今はHIVに感染しても早期に治療を始めれば免疫力が低下することもなく、通常の日常生活を送ることができ、1日1回、1または2錠の薬を服用すれば、血液検査でウィルスが検出されないレベルまでHIVを抑えることができるようになってきています。
今、日本や世界で「ウィルスが検出されないと感染しない(Undetectable= Untransmittable)」の頭文字をとった「U=U」のキャンペーンが活発に展開されています。
今回作成したパネルのうち数枚はNCGMセンター病院1階の資料室(タリーズコーヒー横)で掲示しており、またUNAIDSとの調印式の模様は後日ACCウェブサイトなどで公開を予定しております。HIV・AIDSに対するイメージを、最新のものにアップデートしていただく一助となれば幸いです。