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ACC外来受診のご案内(予約の取り方・受診の流れ)
ACCでの受診・治療を希望される方へ
エイズ治療・研究開発センター(ACC)では主に、保健所や他の病院などで受けた検査でHIV感染が判明し紹介された方を対象に診療を行っています。
HIV感染に早く気付くことには、大きなメリットがあります。HIVに感染しているかどうかまだわからない方、感染しているかどうか不安な方、HIV検査を受けるかどうか迷っている方は、まず保健所やHIV検査センターなど、無料・匿名でHIV検査を受けられる機関で検査を受けることをおすすめしています。無料・匿名で検査を受けられる施設は、HIV検査相談マップ*1でご確認ください。
*1 「HIV検査相談マップ」は、厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 「HIV検査相談体制の充実と活用に関する研究」班が運営しています。
検査を受けてHIV感染が判明したものの、様々な事情により受診まで時間がかかってしまう方がいらっしゃいますが、HIV感染症の治療は日々進歩しており、適切な治療を受ければ長期生存が可能な病気となっています。逆にHIV感染症を放置すると免疫力が低下し、命に関わる合併症を発症してしまう場合もあります。紹介状を受け取ったら、できるだけ早く専門の医療機関を受診することをお勧めします。
1.受付時間
- 初診:事前にご予約いただいた時間帯にご来院ください。
- 再診:午前8時30分から(予約制)
2.予約の取り方
初診の場合
紹介医もしくはHIV検査を受けた保健所などの検査機関からの初診の予約は総合医療相談室 地域医療連携係で受け付けていますので、紹介元の担当者にご相談ください。ご自身で予約される場合には予約センターへお問い合わせ下さい。初診日は全身の状態を把握するための診察・検査に長い時間がかかります。このため、予約時間通りに来院して下さいますようお願いいたします。予約時間を大幅に超過 (おおむね1時間以上) する場合には、予約の取り直しをお願いする場合があります。
初診日には診療情報提供書(紹介状)や健康保険証および各種医療証などを、必ず、ご持参ください。なお、初診当日はカルテ作成などの手続きのため、診療開始が予約した時間を過ぎることがあります。予めご了承ください。
SH外来の診療時間・受診予約や診察の流れは上記と異なります。こちらからご確認ください。
再診の場合
外来受診の際に担当医が次回受診のご予約をおとりします。何らかの事情で予約日に受診できなくなった場合には、予約日の前日(平日)午後3時までに予約センターにご連絡いただき、予約変更手続きを行ってください。予約検査の変更は電話ではできません(取り消しのみ可能)ので、コーディネーターナースあるいは担当医とご相談ください。また、夜間・休日に当直医に予約変更依頼や検査結果の問い合わせをご連絡いただいても対応できないことを予めご了承ください。
3.休診日
土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日から1月3日)
詳細は、国立国際医療研究センター病院のサイトをご覧ください。
4.外来担当医一覧
外来担当医はこちらからご確認ください。
5.受診の流れ
1)受付
初診の場合
病院に到着されましたら初診受付で手続きを行ってください。当院の受診歴がある方も、ACCを初めて受診されるときは初診受付にお越しください。担当者に「ACC」あるいは「専門外来」を受診すると伝え、ご持参いただいた診療情報提供書(紹介状)および資料(X線フィルム・CD-ROMなど)をご提出ください。ここで渡される「本日のご案内」右上の4桁の番号が、この日の受付番号になります。
中央棟1階の「当院をはじめて受診される方(初診)」の受付カウンターへいらしてください。
再診の場合
再来受付機(受付時間:午前8時30分から)で受付してください。初診同様に「本日のご案内」(A4用紙)が出力され、右上の4桁の番号が、この日の受付番号になります。
予約がない場合、機械(再来受診機)での受付はできません。中央棟1階の予約外受診窓口に診察券を提出して手続きを行ってください。(受付時間:午前8時30分から)受診される際は、保険証・各種受給者証(公費医療受給者証、医療券等)を必ずご持参ください。保険証は毎月確認させていただきます。受診の際には必ずご持参ください。
2)ACC専門外来カウンターでの受付
「本日のご案内」を専門外来の看護師にご提出ください。その後、体温・血圧・体重を測定して、専門外来の待合室でお待ちください。診察の順番は、院内各所に設置してある案内表示板(大型ディスプレイ)で確認できます。受付番号が表示されたら専門外来の待合室にお戻りください。専門外来の待合室を離れる場合には、専門外来看護師に声をおかけください。
初診の場合は、コーディネーターナースによるオリエンテーションを行います。必要に応じて、医療ソーシャルワーカーによる相談も行われることがあります。
3)医師による診察
お名前のかわりに受付番号で呼ばれます。呼び出しがありましたら指定された診察室にお入りください。診察の順番は院内各所に設置してある案内表示板(大型ディスプレイ)で確認できます。
- 初診および予約外受診の場合には診察医の指定はできませんのでご了解ください。
- 検査結果が出た後で、医師による2回目の診察が行われる場合があります。
当日の外来の状況によっては、待ち時間が長時間となる場合があります。また、お呼び出しした際に所在がわからない場合には、診察の順番が遅れることがあります。
※プライバシーについて
待合室から診察室へのお呼び出しは受付番号(受付時に渡される「本日のご案内」に記載の番号)で行いますので、名前が呼ばれることはありません。各診察室は個室で、中での会話は待合室や隣の診察室には聞こえない構造になっています。また、医療従事者には守秘義務があり、法律上あるいは診療上必要な場合を除いて同意なしに院外へ個人情報を伝えることはありません。
4)検査
必要に応じて血液検査・尿検査・X線検査などを行います。
症状や検査結果によっては他科(眼科など)を受診していただく場合があります。
5)コーディネーターナースによる面接
病気や治療の概要説明、日常生活上の注意点に関する面談を行います。
6)会計手続き
計算受付に「本日のご案内」(兼会計票)を提出してください。計算完了の表示が出たら、診療費支払機もしくは会計カウンターで精算してください。クレジットカードでの支払いも可能です。
初診時にかかる費用は、健康保険を利用した3割負担の場合15,000円~35,000円程度(病状により異なります)です。
7)薬の受け取り(処方がある場合)
薬局(自立支援医療を使用する場合は指定の薬局)に処方箋を提出して薬をお受け取りください。 当院では、処方は原則として院外処方となります。
6.他の科を受診したい場合
他院からの診療情報提供書(紹介状)、またはACCからの依頼が必要です。診療情報提供書(紹介状)をお持ちでない場合には、ACC受診受付を済ませた後、ACC専門外来看護師に「他科受診希望」を伝えてください。1日に受診可能な科は、原則として2つまで(ACCを含め)となっています。
原則として予約制であり、受付時間は午前8時30分から午前11時です。午前11時より前にACC専門外来にお越しいただくようお願いします。当日の受診希望にはお応えできない場合があります。受診希望が前もって決まっている場合、受診希望の科・相談したい内容を主治医あるいは担当コーディネーターナースに事前にご相談いただくことをお勧めします。
7.夜間(午後5時15分~翌日8時30分)、土日祝日の場合
国立国際医療研究センターには救急外来があり、必要な場合には24時間体制での緊急対応が可能です。ただし、他の患者さんの状況によっては長時間お待ちいただく場合があります。受診をご希望の場合には、まず診察券裏面に記載されている電話番号にご連絡のうえご相談いただきますようお願いいたします。
診療時間外に行える検査は限られており、専門各科(眼科・耳鼻科・皮膚科・精神科など)への紹介も基本的にできません。処方日数は原則として1日となっており、院外薬局の営業時間外は処方できる薬剤の種類にも制限があります。このため、夜間に受診していただいた場合、当直医の判断により平日日中に再度受診していただくようお勧めする場合があります。
また当直医は、予約変更依頼や検査結果の問い合わせには対応できません。予約変更をご希望の場合には、平日の受付時間内に予約センターまでご連絡ください。