からだ・こころ・くらし

病気の打ち明けについて


病気のことを他の人に打ち明けるのは、とても勇気のいることだと思います。ですが、家族や身近な人があなたの病気のことを理解し、協力してくれれば、あなたにとって、とても心強く、また、プラスになるかもしれません。あわてることはありませんが、あなたの気持ちが落ち着いたときや、暮らしが変化したときなど、病気の打ち明けを考えてみることをおすすめします。


家族

親やきょうだいなど、あなたのことをよく知る家族は、これからの生活の中で、力強いサポーターとなってくれるかもしれません。


パートナー

パートナーも、HIVに感染している可能性があります。病気を伝え、検査をすすめることは、パートナーの健康を守るためにとても重要です。今後の性生活や妊娠などライフイベントについて、将来に関わる生活設計を話し合うことが大切です。


友人

誰もが正しいHIVの知識を持っているとは限りません。なかには、あなたの話をなかなか受け止められないこともあるかもしれません。あなたの話を理解し、とてもよい相談相手になることもありますので、あせらずゆっくり考えてみましょう。


職場

● 雇い主は労働者に対して本人の同意なくHIV検査を行わないことになっています。

● HIVに感染していることによって、就業禁止に該当しない、解雇の理由とならないと「職場におけるエイズ問題に関するガイドライン」にあります。職場に打ち明けるかどうかは労働内容に応じて、主治医等に相談しましょう。


他の病院を受診する場合

● 症状によっては、病名を伝えた方が適切な診断、治療に結び付くかもしれません。くすりの飲み合わせがあるため、飲んでいるくすりを伝えましょう

 

患者さんが家族やパートナーなどに病気を打ち明けた後に、患者さんの診察に同行いただき、医療スタッフから病気や治療のことや生活上の留意点など説明をすることも出来ます。

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