薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

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CCR5阻害剤

シーエルセントリ®

シーエルセントリ®/MVC
商品名 シーエルセントリ®
一般名 マラビロク
略名 MVC
剤形 青色のフィルムコート錠
粉砕・脱カプセル:〇
記号 MVC150
規格(含量) 150mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 1回1錠、2錠または、4錠を1日2回
(併用薬によって投与量が異なります)
食事に関係なく服用できます。
主な副作用 吐き気、頭痛、疲労、鼓腸(5%以上)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 投与前にウイルスの指向性検査が必要です。
薬価2023年4月現在 150mg 2,320.20
1日300mg処方の場合、30日で139,212円
1日600mg処方の場合、30日で278,424円
1日1200mg処方の場合、30日で556,848円
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エトラビリン(インテレンス)
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 フェニトイン(アレビアチン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • リファンピシン(アプテシン、リファジン)+エファビレンツ(ストックリン)
  • リファンピシン(リファジン)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(tipranavir/リトナビルを除く)+エファビレンツ(ストックリン)又はエトラビリン(インテレンス)
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(tpranavir/リトナビルを除く)+リファブチン(ミコブティン)
  • nefazodone(国内未発売)
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アタザナビル/リトナビル(レイアタッツ/ノービア)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • インジナビル硫酸塩エタノール付加物(クリキシバン)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • ケトコナゾール(国内外用剤のみ)
  • サキナビル/リトナビル(インビラーゼ/ノービア)
  • ダルナビル/リトナビル(プリジスタ/ノービア)
  • デラビルジンメシル酸塩(レスクリプター)
  • テラプレビル テリスロマイシン(ケテック)
  • ネルフィナビル(ビラセプト)
  • ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ/ノービア)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
⑤その他
  • 降圧作用を有する薬剤(アムロジピン、オルメサルタン、ビソプロロール等)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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