薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

(非核酸系)逆転写酵素阻害剤

ストックリン®

ストックリン®/EFV
商品名 ストックリン®
一般名 エファビレンツ
略名 EFV
剤形 黄色のフィルムコーティング錠
粉砕・脱カプセル:○
記号 223/225
規格(含量) 200mg/1錠 600mg/1錠
保管方法 室温
服薬方法 200mg錠の場合:1回3錠を1日1回(できれば就寝時)
600mg錠の場合:1回1錠を1日1回(できれば就寝時)
神経系の副作用が日常の活動に影響することを避けるため、就寝時投与が推奨されています。
食事に関係なく服用できます。
主な副作用 脂質異常症(高脂血症)(10%)、浮動性めまい(9%)、発疹(7%)、肝機能異常(5%)、γ-GTP増加(5%)、血中トリグリセリド上昇(4%)、肝障害(4%)、不眠症(4%)
副作用の発生頻度は国内における使用成績を参考にしています。
注意事項 めまいなどの神経症状は服用開始直後から出現することがありますが、2~4週間に消失するか、または慣れてきます。
食後に内服すると血中濃度が上昇するため、空腹時の服用が望ましくなっています。
体質により血中濃度が高くなる人がいます。副作用の強い人は主治医と相談してください。
薬価2023年4月現在 200mg 478.30円、600mg 1,353.40
200mg錠×3:30日で43,047円
600mg錠×1:30日で40,602円
併用禁忌 ②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エルバスビル(エレルサ)
  • グラゾプレビル(グラジナ)
  • ボリコナゾール(ブイフェンド)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠)
  • エルゴメトリンマレイン酸塩(エルゴメトリン)
  • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • ミダゾラム(ドルミカム、ミダフレッサ、ブコラム)
  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタンM)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • リファンピシン(リファジン)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • ダルナビル(プリジスタ)
③併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アタザナビル(レイアタッツ)
  • アトバコン・プログアニル(マラロン)
  • アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール)
  • イトラコナゾール(イトリゾール)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • ジルチアゼム塩酸塩(ヘルベッサー)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • ソホスブビル・ベルパタスビル(エプクルーサ)
  • ダルナビル(プリジスタ)
  • ドルテグラビル(テビケイ)
  • プラバスタチン(メバロチン)
  • ポサコナゾール(ノクサフィル)
  • ホスアンプレナビルカルシウム水和物(レクシヴァ)
  • マラビロク(シーエルセントリ)
  • リファブチン(ミコブティン)
  • ロピナビル・リトナビル配合剤(カレトラ)
  • 経口避妊薬[ノルゲスチメート]
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アセトアミノフェン(カロナール)
  • クラリスロマイシン(クラリス)
  • フェニトイン(アレビアチン)
  • リトナビル(ノービア)
  • リファンピシン(リファジン)
⑤その他
  • エチニルエストラジオール

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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